Additional two years

さらに2年が過ぎた。

2年! 驚くべき過去だ。2年前、僕を悩ませていた状況は形を変えて残り続けて、また消え始めている。そしてきっと、新しい何かになる。

自分が王様だという感覚、そういうものを抱くには早すぎる。だが、ではいつになったら人は王様になれるのか? 生まれてから死ぬまで人は自分の人生の王で、社会の一部に過ぎない。

 

2年前からの変化、多分貯金が減ったことくらいしかないだろう。資産は増えたのだろうか? それが、増えたようには思えない。当時使っていたMac Book Airも現役。一体何が変わったというのか。生活は、車を持った以外は変わらない(それが大きいと言う説もある)。

 

僕は前回の記事の少し後くらいに、おそらく米国の雑誌TIMEの定期購読を始めた。それから2年、飽きずに続いているが、全然読まない時期もあり、最近はまた真面目に読んでいるという感じ。

読んでいるだけでは英語力なんて大して伸びない。発話と聞き取りの訓練をするほかない。大きな収穫は、アメリカを中心とした世界観の中で、少しニュースがわかるようになったくらいか。僕は基本的にテレビも観ないし新聞も読まない。

 

2年を経て何を得ただろうか。つい最近、バラ色の未来を描いている人を見て、微笑ましくなったものだ。人生はそんなにうまくはいかない。

2年前、あの時描いていた予想図とも多分違う、今を歩んでいる。今、予期していることはある。だがその通りになるだろうか? もしかしたら死んでいるかも? どんな人間になれるかなんて分からない。どんな人間になりたいか、それだけが今僕の選べることだ。

 

久しぶりに文章を書くことは楽しい。これが、やっぱり僕の好きなことなのだと思う。そう思いながら筆を置く。次からはもっとコンスタントに書ければ、と願う。読むこと、書くこと。結局、人と交わることが苦手な僕には、それが所与の動作であり、理解すること、伝えることよりも、感じること、表現することに重きが置かれる。

実に非社会的な人間だと思うよ。